スーパーコンフォート

コロンボデザインの傑作が復刻

1964年にジョエ・コロンボによってデザインされたアームチェアです。2004年に成形合板の初期モデルが「スーパーレッジェーラ」として復刻され、その後生産終了となっていましたが、2022年に「スーパーコンフォート」として再登場しました。

この独自の構造は人間工学に基づいた研究の結果生まれたもので、継ぎ目のない一枚の板を切り抜くというアイデアから発展しました。
背もたれとアームレストのカーブを形成するシートと脚を形成するシートの2つに構造を分解することで、生産工程の最適化が図られています。
また、ネジを使用しないことや手縫いの縫い目など細部へのこだわりが感じられ、イタリアンデザインの傑作として相応しい仕上がりです。

座ると体重が分散される緻密な設計で、ゆったりとした座り心地。上質なレザー張りで重厚感もありながら、フレームの簡潔な構造によって軽やかさも持ち合わせています。
快適な座り心地を実現するためにセクションごとに縫製されたクッションパッドはフレームに引掛ける構造で、着脱可能。アームレストも本体から取り外すことができるアナトミカルなデザインもユニーク。

1964年のデザイン当時に採用されたスチール製の脚の形状が月面着陸船のLem(Lunar Excursion Module)に似ている事からLemの愛称でも親しまれたイージーチェアです。