織物の街、山形県米沢で作られる手織の絨毯
1691年代から続く歴史ある工房「米沢緞通・滝沢工房」による、高密度の手機織りの絨毯です。
縦糸にウールのパイル糸をからめ、横糸とからみ糸で形成された組織構成のため、毛糸の密度が高く、ずっしりとしたコシの強さが特徴。その高いクッション性からチェアパッドとしての用途にも適しており、チェアラグ・スツールラグなどのサイズも展開しています。
首相官邸にも採用された最高品質
米沢緞通・滝沢工房では難しい織りや大きな絨毯の注文が入るたびに織りやすい織機を考案してきました。そうした長い歴史と熟練の絨毯職人による高い技術が認められ、高度経済成長期に首相官邸や日生劇場に納品した実績もある優れた工房です。現代においても品質を保持するためにすべて手織りで仕上げています。
手織絨毯は打ち込みが強くなるので毛が抜けづらくしっかりと丈夫なものを作ることができます。ペルシャ絨毯や中国緞通と同様に接着剤や裏地を張る必要がなく、表の図案が裏画にそのまま現れます。
懐かしさを感じる原風景と融合したモダンデザイン
2017年からはデザイナーとの協業によって、伝統的な図案と山形の身近な風景を取り入れた新しいデザインが多く生み出されています。どこか懐かしい原風景にかわいらしさとモダンがミックスした現代の米沢緞通は、多様化した日本の生活環境にもしっくりと馴染みます。
「うりぼう」は山形の身近な風景がモチーフ。最近、山形でも田んぼを荒らし始めた猪。そのこども、うりぼうの背中のような毛のまだら模様です。お選びいただくサイズによって図柄の出方は異なります。
地色の部分は、自然羊毛です。羊毛を染色せずブレンドし色を作っています。そのため、様々な色が重なり合い自然な風合いになっており、製品一個ずつ色が若干異なります。
ずっと使いたい一生モノのじゅうたん
米沢緞通・滝沢工房では修理やクリーニングなどのメンテナンスも行っています。丁寧に丹精込めて作られた工芸品は、その製法や素材を見てもわかるように、人の手をかけ、何世代にも渡って使い続けることのできるものです。ずっと大事にしたい、そんな気持ちになる工芸品で暮らしをアップデートしてみてください。
フリンジ加工やサイズオーダーも可能
基本はフリンジ無しです。両端のフリンジをご希望の場合は、ご注文時のお問い合わせ欄に「フリンジ希望」と明記してください。
また、縦±3cm 横±3cm以内であればサイズを承ります。こちらもお問い合わせ欄へ希望内容を明記してください。
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