日本の伝統で冬を乗り切る。陶器の湯たんぽ。
薄型で、フタの出っ張りをなくし、布団の中にあって違和感のない形。これまでの湯たんぽにはなかった、簡潔でミニマルなデザインの「yutanpo」です。
震災後、エコの観点からも電気を使わないじんわりと優しい温かさの湯たんぽが注目されています。現在ではプラスチックや金属製が主流ですが、室町時代に中国から日本に入ってきた最初の湯たんぽは「陶器の湯たんぽ」でした。
陶器の湯たんぽは、プラスチックや金属製とは温かさの種類が違います。金属ほど熱伝導率が高くないので、湿度のある柔らかな温かさ、芯までしみこむような感じ。金属製のお鍋と土鍋の違いを想像するとわかりやすいかもしれません。保温性と保湿性が高く、朝まで温かさが持続し冷めないので、翌朝、中のお湯を洗顔にお使いいただくのもおすすめです。また、遠赤外線効果もあり、ぐっすり眠れます。
表面に凹凸のある湯たんぽが多いのは減圧に耐えるためですが、陶器は強度があるので凸凹が不要。シンプルなデザインが実現しました。
フタも陶器だと陶器同士が擦れ合う音が不快感をもたらすため、アルミキャップを採用。このアルミキャップが全体を引き締めるアクセントになっています。
陶器なので、アルミキャップを外せば電子レンジでの再加熱も可能。夏は水を入れて水枕として使うこともできます。
底面には女性の小さな手でも持ちやすく、親指が引っかかりやすいようにくぼみがあります。これは、お湯を入れたり捨てたりする際に手を滑らせないように施された工夫です。
付属の専用カバーには静電気を起こしにくい東レの機能性素材が採用されており、肌触りの良さだけでなく保温性にも一役買っています。
じんわり暖かさが持続する、新しい湯たんぽで冬を乗り切りましょう。
Japanese Design Today 100 選出
2014アジアデザイン賞 メリット賞受賞
2014年度JIDAデザインミュージアムセレクション選定
red dot design award Product Design 2015受賞