ティツィオ

リチャード・サパーを代表する不朽の名作

1972年の発表以来、高い人気を誇るデスクスタンド「Tizio」。
ローボルトハロゲンを採用することでベースとシェードの間をコードレス化した画期的な設計で、デザイン当時は画期的な発想として高く評価されました。

大胆なフォルムの美しさに加え、アームを自在に動かすことができる柔軟性を兼ね備え、光量も2段階に調節ができる機能性が世界中のオフィスシーンで使われている理由です。
2つのアームにつけられたウエイトによる平衡力を利用してバランスをとる構造のため、指1本で滑らかに可動し、止めたい位置でピタリと止まります。
接合部にはネジの代わりにスナップ式の留め具が使用され、落下するなどのアクシデントが起きても、接合部で外れて破損しないような設計。簡素かつエレガントなフォルムの中に設計技術と創意工夫が融合した逸品です。

1979年にはコンパッソドーロ受賞し、MoMAパーマネントコレクションにも選出、サパーの名を世界に知らしめました。
アルテミデ社のアイコン、イタリアンデザインのアイコンとして知られる名プロダクトです。