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nuskool / Bamboo Graphic 生産終了のお知らせ


METROCSの姉妹ブランド「nuskool」が手掛ける、大分の若手竹職人による立体的でリズム感のあるウォールオーナメント「バンブーグラフィック」の生産終了が決まりました。

現在の在庫がなくなり次第、販売終了となります。

​​​​​​​伝統的な編み方に職人独自のアレンジを加え、グラフィカルに仕上げたバンブーグラフィックは、竹工芸の繊細さとモダンデザインの要素を兼ね備えたアート作品として、2016年の発売以来、多くの方に愛されてきました。

当時製作した試作品の竹の色味が経年変化によってようやく味わい深くなり、これから新たな魅力の提案を始められそうだった今年に、こういったご案内をせざるを得ないことがとても心苦しく、やりきれない気持ちです。

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生産終了に至った経緯

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生産終了の要因は、かねてから問題視されていた「竹材の不足」が深刻化したことにあります。


竹職人さんは専門の業者さんから竹材を仕入れ、工芸品を作り出します。

その仕入先である竹材屋さんが、日用品のプラスチック製品への変化や高齢化などの影響によりどんどん減ってきていました。パンデミックがどのくらい影響したのかは定かではありませんが、この数年では廃業もよく耳にしました。日本の工芸品を好む海外の方の渡航がなかったコロナ禍はたしかに厳しかったのかもしれません。


竹山から竹を切り出して竹材へと加工する竹材屋さんが減ったことで、竹職人さんは素材の入手が困難になりました。これまでのように自由に作品が作れなくなっているのが現状です。

職人さん自らが山で竹を育てて伐採するといった動きも一部では始まりつつあるようですが、そんなに簡単なものではなく、やはり材料の不足には追いつきません。

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こういった経緯があり、安定した竹材の調達が困難となり、バンブーグラフィックの生産が終了する運びとなりました。

またいつか、この問題が打開できるときが来たならば、大分の職人さんたちと共に、竹工芸の魅力を伝えるプロダクトを世に出すことができたら、、と願うばかりです。

バンブーグラフィック




日本の優れた工芸品の産地の文化と経済を絶やさないこと、

その担い手を育てることについて触れた

過去のブログもぜひご覧ください。


Blog // 2022.4.12 伝統工芸産地の文化を耕す。

販売中のバンブーグラフィック

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