Compasso d’Oroとは
コンパッソ・ドーロは、デザイン誌「DOMUS(ドムス)」を立ち上げたことで知られる、イタリア建築界の父Gio Ponti(ジオ・ポンティ)* の発案から生まれたデザイン賞で、イタリア・ミラノの百貨店La Rinascente(ラ・リナシェンテ)の主催により1954年に創設されました。タイトルは「黄金のコンパス」を意味し、完全な美を創り出した工業デザインに対する最大の評価として命名されました。
1964年からは、イタリア工業デザイン協会(ADI)に主催が移行し管理されています。現在、この賞は、イタリアで製造された工業デザインの分野における品質を認め、促進することを目的としておりADIによって授与されます。
1979年以降はミラノ市のバックアップも得られるようになったことから、ミラノの重要な文化事業の一つにもなっています。
デザイン大国イタリアにおいて最も権威ある賞として認識されているコンパッソ・ドーロは、デザイン業界における最大の栄誉として知られています。
*Gio Ponti ジオ・ポンティ
1891年イタリア ミラノ生まれ。1979年没。
ミラノ工科大学卒業後、1923年陶磁器メーカー リチャード ジノリ社に勤務。その後、自身の建築事務所を設立し公共施設の設計等を手がける。1928年デザイン誌「ドムス」を創刊し、国内外のデザイン界に多大な影響を与える。1951年発表の椅子スーパーレジェーラが、伝統的なフォルムとトネリコ材による1.3kgの超軽量を実現したアイデアが絶賛される。
多岐に渡る重要なデザインシーンに携わり、戦後のイタリアデザイン界を牽引した偉業から「イタリア建築・デザインの父」と称されるデザイナーである。
受賞アイテム
メトロクスで取り扱っているアイテムの中から、コンパッソ・ドーロを受賞したアイテムをご紹介します。
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METROCS
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