心と技がつくる美しい家具

Gマーク(グッドデザイン賞)を語る上では避けることのできない、日本そして世界を代表するプロダクトデザイナー 剣持勇。 インテリアの部門では、1964年に日本の家具として初めてMoMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションに選定されたラタンチェアやスタッキングスツールなど、誰もが目にしたことのある名作をたくさん生み出しました。 身近なものでは、乳酸菌飲料「ヤクルト」のあのボトルデザイン。独特なフォルムのポリスチレン容器は発売当初の60年代ではセンセーショナルな存在でした。 そんな日本インダストリアルデザイン界の先駆者である剣持勇の意志を受け継ぐ「剣持デザイン研究所」によるハンガーラック「No.3000-B」をご紹介します。 折りたたみができてコンパクトな設計ながらハンガーを掛けることのできる幅は50cmを確保。 装飾性を省いた直線的でシンプルなデザインですが、フックを支える黒い球や黒いポール、足元の革調のベルトが調和の取れたアクセントとして際立っています。 世紀を越えて愛される、剣持デザイン。 何十年も使い続けることのできる名品です。