F031 Desk
Pierre Paulin|フレンチモダンの名作デスク

60年代のフランスを代表する偉大なデザイナー

ピエール・ポラン

Pierre Paulin / ピエール・ポラン [1927-2009]

1927年フランス、パリ生まれ。2009年没。 大叔父が彫刻家、叔父も自動車のデザイナーという彼らに憧れて彫刻家を目指すが、事故で右手を怪我して断念する。パリのエコール・カモンド校で家具の伝統を学び、イームズ、サーリネン、ネルソンから多大な影響を受ける。1950年代以降はフランスのトーネット社、オランダのアーティフォート社より家具を発表し、1965年には造形的かつ座り心地も優れたリボンチェア、翌年にはその名の通り"舌"を思わせるタンチェアなど自身の代表作ともなる椅子を発表。その後もそれまでにはないストレッチ素材の布を使って様々な椅子を発表した。

1970年には大阪万博において、フランスパビリオンにトリコロールのソファ"アンフィス"を登場させる。メタルの土台に幾つものパーツを様々な角度で繋ぎ、中央のクッションが最後に入る事で長い接触面の摩擦がフォルムを固定するという新しい発想の巨大なソファは、パリ日航ホテルのロビーにも使われ当時の人々を驚かせた。1987年国際インダストリアルデザイン賞を受賞、60・70年代のフランスを代表するデザイナーの一人である。

ピエール・ポランの代表作

Orange Slice [1960]

Butterfly [1963]

F444 [1963]

Mushroom [1963]

Little Tulip [1965]

Tulip [1965]

Ribbon [1966]

Bookcase [1967]

Tongue [1967]

Declive [1968]

F598 [1968]

Le Chat [1972]

Amphis [1976]

Pumpkin [2007]