堅牢な竹素材の
フォールディングトローリー
フィンランド出身のデザイナー ミスカ・クンツィ氏と協業し、竹の集成材を用いた折りたたみ式ワゴンをつくりました。
このワゴンは、竹集成材の堅牢な性質を生かし、最小限の素材とパーツで構成することで、軽やかな骨格構造となっています。
竹素材、卓越したクラフトマンシップ、北欧デザインが融合し、シンプルでありながらも、巧妙さと温もりを併せ持った上質なプロダクトが生まれました。
竹集成材の堅牢な性質を活かし、最小限の素材とパーツで構成することで実現した、軽やかな骨格構造。
竹片を高温・高圧状態で炭化処理し、人口乾燥で状態を安定させてから高周波で張り合わせて作られる竹集成材。弾力性があり硬く丈夫で、緻密な表情と素材感、導管が美しい木口が特徴です。
上下2段の天板の表面は、指紋がつきにくく掃除がしやすいメラミン化粧合板仕様。天板上のものが落下しにくいように、天板と側面の木部との間には段差が設けられています。
上段天板は作業スペースとして十分な大きさ。下段天板はサイドテーブルとして使用する際に脚に邪魔にならないよう、上段に比べてやや小さく設計されています。
天板側面に施された掻き込みに、フレームのステンレスロッドを引っ掛けて組み立てます。設置の際には特別な工具や金具は用いません。
折りたたみ時のサイズは、幅500×奥行き130×高さ960mm。家やオフィスでの収納場所を最小限に留めることができます。輸送時の二酸化炭素排出量も最小限に抑えることができます。
すべての脚に1個ずつ計4か所に、クルクルと旋回しやすい自在式キャスターが付属。4か所のうち2か所はストッパー付なので、トローリーが不意に動いてしまうことを事前に防ぐことができます。
仕上げには、竹の表皮に含まれるワックス成分を取り出して作ったオリジナルオイルを使用。オイル仕上げにより直線的な繊維の美しさが際立ち、竹素材のきめ細やかな手ざわりが感じられます。
フレーム:竹集成材(竹抗菌オイル仕上げ)、ステンレスロッド
天板:メラミン化粧合板
キャスター車輪部分:ウレタン
耐荷重:上段 50kg、下段 20kgまで
キャスター:自在式(ストッパー付)×2、自在式×2
日本製
幅650×奥行き500×高さ700mm
折りたたみ時 幅500×奥行き130×高さ960mm
重量 5.8kg
キッチンでは軽作業用のトローリーとして
デスクトップを拡張したいときに
ソファ横ではサイドテーブルとして
動線を確保しやすいキャスター仕様
不安定なものや細かいものの収納には
バスケットを組み合わせてお気に入りの場所を憩いのスペースに
家事をサポートするワークテーブル代わりに
フィンランド、ポリ生まれ。フィンランドのラハティインスティテュートオブデザインのインテリア建築および家具デザイン学科で学士号を、イギリスのロイヤルカレッジオブアートのデザインプロダクト学科で修士号を取得。その後日本に移住し、トラフ建築設計事務所のシニアデザイナーを務めました。2020年に自身のデザインスタジオ DSMPK を東京に構え、現在は世界中のさまざまなブランドと協業し、インテリア・プロダクト・空間などのデザインを手掛けています。
メトロクスの姉妹ブランド 「nuskool (ヌースクール)」 は、
若手デザイナーとの共創によって未来のマスターピースになるべき 日本発のモノを目指すブランドです。 環境負荷に配慮したエシカルなものづくりと 新しいアイデアや驚きをコンセプトに、 暮らしに寄り添うデザインプロダクトを提案しています。