F061 Sideboard
Pierre Paulin|ミニマルデザインのサイドボード

  • F061 Sideboard
    Oak / BK

  • F061 Sideboard
    Oak / WH

  • F061 Sideboard
    Teak / BK

  • F061 Sideboard
    Teak / WH

  • F181 Drawer Table

  • CM231 Chair

  • F031 Desk

ミニマルデザインのサイドボード

ピエール・ポランが1950年代に手掛けたF031デスクと同じシリーズのサイドボード。1960年代を象徴する有機的なデザインとは異なり、初期作品にみられる直線を基調としたミニマルなデザインと、機能性を追求したフォルムが特徴です。

F061サイドボードの特徴

復刻生産までの経緯

このサイドボードは、ピエール・ポランが1950年代にデスクと同様にフランスのトーネット社から発表した製品をベースに、氏にリ・デザインをお願いし誕生しました。ポラン氏のプロダクトを扱った書籍などにも登場しない非常にレアな製品です。ポラン氏自身も当時の記憶が定かでは無いということで、生産期間も短かったようです。メトロクスの蔵書の中にも写真が掲載されている書籍はなく、同じようなデザインのスケッチのみが掲載されていました。

メトロクスがこの製品に出会ったのはアメリカのオークション「wright」。偶然にもオークションに出品されているとの情報を受け、入札することに。時差の関係で入札は明け方に行われましたが、無事に落札。購入の費用は現在販売中の製品の数倍に・・・。その後も輸入の手続きが厳しく、日本へ輸入するまでには時間がかかりました。

2003年に復刻したF031デスクはオリジナルに忠実に再現されていますが、このサイドボードは、メトロクスからの提案とポラン氏の意向を踏まえ、新たにスケッチをお願いしました。製品化になるまでには、デザインの異なる数度の試作品を繰り返し、最終的に現在のかたちとなったわけです。

オリジナルは木材+プラスチックの組み合わせになっていますが、経年化による劣化やメンテナンスの問題を考慮し、復刻版ではデスク同様に木製の引出しを採用しています。デスクと一緒に使用できるという事やAVボードとしても使用可能なように、オリジナルをベースに改良が加えられています。

左奥に復刻版のサイドボートと同じようなスケッチが描かれています。(書籍『PIERRE PAULIN』より)

オリジナルのサイドボード。全てが引出しの仕様で、引出しの素材はプラスチック。