
バウハウスの理念を受け継ぐウルム造形大学の設立に尽力し、自身が初代学長として活躍したマックス・ビル。そのウルム造形大学でも使用された代表的なプロダクトが「ウルムスツール」です。惜しまれながらもvitra社での生産が終了となりましたが、この度スイスのヴォーンベダルフ社(Wohnbedarf)より復刻生産がスタートしました。メトロクスでは、氏のアート作品≪一つのテーマに対する15のバリエーション≫を商品化した事もあり、このプロダクトの輸入元として販売を行う事になりました。
画家、彫刻家や建築家などとして幅広い分野で活躍したマルチクリエーター、マックス・ビルの取扱中のプロダクトを氏のプロフィールとともにご紹介します。
1908年、スイス・ヴィンタートウール生まれ。1994年没。マックス・ビルの名前は、コンクリートアートや環境デザインと結びつくことが多いが、彼はいわば多方面で活躍したスイス人「ユニバーサル・クリエーター」だ。1924年から1927年にかけてチューリッヒで彫金の修行をし、その後、バウハウスでカンディンスキーやクレーのもとで学ぶ。1929年以降、画家、彫刻家、グラフィックアーティスト、建築家、そして後には工業デザイナーの顔ももつことになるが、当初は画家としての活動がメインだった。この時期の幾何学的且つ抽象的な作品の一つとして、「一つのテーマに対する15のバリエーション」(1935-1938年)がある。バウハウスの精神を継ぐべく、ウルム造形大学設立にも尽力した。彼の言葉を引用する。「アートはかなりの部分、数学的思考によって作ることができると考える。私は数学を数字と記号のみを使った科学とみなすが、一方、アートは美の研究あるいは理論である美学を扱う、美に対する心理的反応であると思う。即ち、(アートは)数学のアンチテーゼなのだ」現代美術の主要コレクションにマックス・ビルの作品は欠かせない。

多方面で活躍したマックス・ビルの作品を収録した書籍をメトロクスの蔵書の中からご紹介。氏の建築、彫刻、グラフィック作品などを収録しています。メトロクス東京店の店頭でご覧いただけますので、ご興味のある方は是非。
Ulm Design
The Morality of Objects
max bill
typografie reklame buchgestaltung
max bill
Max and James Wood.
max bill
bill,
maler,bildhauer,architekt,
designer
1953年、旧西ドイツのウルムに開設された「ウルム造形大学」は、バウハウスの理念を継承する革新的な教育機関でした。1954年この大学の初代学長を務めたマックス・ビルと当時ビルのアシスタントを勤めていたハンス・ギュジョロは、学生達のために腰を下ろす何らかの道具を考えました。仕事机や講義、カフェテラスなどに使えるスツール、サイドテーブル、持ち歩く機能や書籍をのせるトレイなど、多目的な要素をデザインに集約し「ウルム スツール」は生まれました。
無駄な機能やデザインを削ぎ落とした、まさにバウハウスの概念をそのまま受け継いだ象徴的スツールと言われています。
¥29,400
1935~1938年に手掛けた、マックス・ビルのコンクリート・アート作品《1つのテーマによる15のバリエーション》シリーズの中の1作です。オリジナルは、パリの出版社から冊子形式で発表され、タイトルや解説などは全てフランス語で記述されています。発想の母体となる1つのテーマ(原図)を基に、「連続」「展開」「発展」のキーワードから15のバリエーションを展開した作品です。主観的な要素を排除し、規則性を持った数学的な解釈によりバリエーションが展開されています。
¥3,675~
細部まで考え尽くされたデザインは「機能的で造形的にも美しく」というバウハウス出身のマックス・ビルの理念が具現化しています。ドイツで初めてクォーツ時計を発明し、精度にも定評があるユンハンス社の製品です。MoMAパーマネントコレクション選定品。
¥43,050~