柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)

画家の家に生まれる。東京帝国大学(現:東京大学)で美術史を学ぶも、戦争により中断。大原美術館(岡山県倉敷市)勤務時に人間国宝:芹沢銈介の手掛けた型染め和紙のカレンダーに出会ったことが転機となり同氏に弟子入り。型から染めまでの染色の技法を学びました。1949年の初作品出展以降、個展・グループ展を数多く開催。民芸的な味わいを色濃く残しながら、暖かさとユーモアがにじみ出た大胆な色彩や絵画的主題の作品は、日本国内のみならず、海外からも高い評価を得ています。

主な活動暦

1922年
東京都生まれ
1942年
東京帝国大学(現 東京大学)文学部美学・美術史科入学
1946年
大原美術館(岡山県倉敷市)勤務
1947年
染色工芸家:芹沢銈介のもとへ弟子入り
1955年
たくみ工芸展画廊(銀座)にて初個展
1972年
女子美術大学の教授就任
1987年
同大学学長就任
2008-10年
 GALERIE L'EUROPE(パリ)で3年連続で個展を開催
2013年
世田谷美術館で「いのちの旗じるし」開催

房州うちわとは?

日本三大うちわ(京うちわ:京都、丸亀うちわ:香川と合わせて)の一つに数えられる千葉県唯一の伝統工芸品です。良質の竹の産地であった江戸時代から始まり、明治時代に生産が拡充しました。国産の女竹(めだけ)のみを用いて作られる房州うちわは21の製作工程からなり、すべて手作業で行われています。竹の丸みをそのまま生かした「丸柄」と、48~64等分に割いた骨を糸で編んで作られる半円で格子模様の美しい「窓」が特徴です。