宮伸穂/釜定

創業者の「定吉」より一字をとって屋号を「釜定」とした、明治時代から続く南部鉄器の老舗工房。現在、代表を務める三代目の宮 伸穂は1952年生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、東京芸術大学大学院に進み修了。先代からの伝統製法を守りながら、南部鉄器の持つ黒色の重量感を、シンプルでモダンなデザインで軽やかに仕上げています。鍋からオーナメントなど多彩な作品を手がける現代の名工として国内外で広く知られています。

主な活動暦

1977年
東京芸術大学大学院修了
1980年
盛岡南部鉄瓶研究会設立
1981年
国際手工芸見本市造形展JUGENT GESTALTET賞(ドイツ)
1984年
国際工芸展EXEMPLA賞(ドイツ)
1996年
岩手茶道美術工芸展グランプリ受賞 他
2003年
A.D.I 超強靭鋳物製造の特許取得

南部鉄器とは?

江戸時代に盛岡を中心とした茶釜づくりから発達した鉄鋳物と、水沢市の日用品に起源をもつ製品を含め、現在では、岩手県で生産される鉄製品を総称して南部鉄器と呼んでいます。この地域は鉄鋳物製造における良質な原材料に恵まれたことや、南部藩が保護育成に努めたことで発展を続けてきました。有名な南部鉄瓶は、1770年代、茶釜を小ぶりにしたものに持ち手と注ぎ口をつけたのが始まりで、南部鉄器の一般家庭への普及に貢献しました。南部鉄器は鉄鋳物ならでは重厚感が人気の秘訣です。