売り声もなくて買い手の数あるは、音にしられる風鈴の徳

こんにちは。
メトロクス・タカハシです。

タイトルの和歌は江戸時代の風鈴売りの様子を詠んだものだそう。
風鈴の音色が、軽やかな音色を奏でるので売り子は売り声を上げずとも
風鈴は売れていったんだとか。

まさに江戸時代のマーチャンダイジングです。
環境は変わっても人を惹きつける要素は今も昔も変わらないということが良くわかります。

高梨良子_風鈴

さて、以前のブログでも紹介した高梨良子さんの風鈴ですが、ようやく発売に至り、
東京店でも軽やかな音を響かせています。(現代的にエアコンの風ですが)

高梨さんの作品の中で特徴的なのが風鈴にもある縞模様
この繊細な模様は棒状の色ガラスを一本一本手作業で組み合わせて作られています。
文章で説明するのは難しいので作り方が気になる人はお店で僕に声かけてくれたら
喜んで説明しますよ。

細い縞と太い縞の強弱が流水のような涼しさを演出してくれていますね。

カラーバリエーション
4色のカラーバリエーションも色が変わるでだけでだいぶ印象が違って見えます。

短冊
短冊には「n-crafts」のエンボス加工が施してあります。
この短冊の大きさで風鈴の音色の良しあしが変わってくるので大変な所でした。
僕個人的には和紙の素朴な質感とカチッとしたアルファベットのコンビネーションが
気に入っています。

舌
舌(ぜつ)にもガラス素材を使用しています。
見えない部分ですが、ここもまた風鈴の音色に直結する大事な部分。
舌の素材と大きさでも音の質が変わるので、風鈴の心臓部とも言えるパーツです。

夏も本番に入り日中は猛暑が続きますが、夕暮れの涼しい時間帯には窓を開けて
風鈴の音色に風情を感じてみるのもいいかもしれませんよ?

贅沢を言わせてもらうなら、冷たいビールと柚木沙弥郎さんのうちわをお供に。

高梨 良子 風鈴
サイズ 風鈴本体:約Φ73×H65mm
全長  350mm
材質  本体:ガラス
    短冊:和紙
カラー  カーキ・オレンジ・ピンク・ブルー
価格  ¥5,400(税込)

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