文字絵がたのしい芹沢銈介の世界

こんにちは、メトロクス・ハマダです。
今日は染色工芸家で人間国宝でもある芹沢銈介さんのお話をしたいと思います。

芹沢さんの作品は自由で闊達、その表現の豊かさ、色彩の美しさ、力強さは
独特の世界観を生み出しています。
皆さんも一度はどこかで目にされたことがあるのではないでしょうか。
そんな芹沢模様の中から、文字を主題にした作品「文字絵」をご紹介します。

文字絵とは字模様とも言われ、文字を文様化した図案です。

まずは「喜(よろこび)」の字。
簡略化されていますが、六角形の中に「喜」の文字が見て取れます。

芹沢銈介の文字絵(字模様)喜 -よろこび-

 

こちらは販売中の「喜」の字の風呂敷。厚手のシャンタン綿素材です。
風呂敷 喜の文字 ¥1,050

芹沢銈介の文字絵(字模様)喜 -よろこび-

 

「風」の字。
芹沢さんは、平面ではなく空間の中をダイナミックに動きまわる文字を探求していたそう。
ある文献では「翻(ひるがえ)る文字」と表現されていました。
この「風」の字は、当時パリの人々を熱狂させた「芹沢銈介展」でポスターに使われた
記念すべき文字です。

芹沢銈介の文字絵(字模様)風 -かぜ-

 

「風」の字のハンカチーフ。こちらもシャンタン綿素材。
ハンカチーフ 風の文字 ¥525

芹沢銈介の文字絵(字模様)風 -かぜ-

 

「春夏秋冬」の文字とモチーフが描かれた「四季」。
春には蝶やタンポポ、夏には燕、秋には柿、冬には梅など、
一つ一つを見るほど味わい深い発見があります。

芹沢銈介の文字絵(字模様)四季 -しき-

 

「文字入四季文」のハンカチーフ。綿100%の繊細な薄手の生地です。
ハンカチーフ(薄手) 文字入四季文 ¥840

芹沢銈介の文字絵(字模様)四季 -しき-

 

「いろは文」。その名の通り、いろは順に仮名がダイナミックに並び、
その文字から始まるモチーフがバランス良く配置されています。
例えば、「に」の左にはニワトリが、「め」の下にはめがねが描かれています。

芹沢銈介の文字絵(字模様)いろは文

 

「いろは文」の風呂敷。すいかを包んでみました。
風呂敷 いろは文(縁あり) ¥2,100

芹沢銈介の文字絵(字模様)いろは文

 

こちらも「いろは文」。カラフルに彩色したいろはのひらがなを散らしてつなげ、
大きな一つの網目模様のように描かれています。芹沢さんの代表作とも言える図柄です。

芹沢銈介の文字絵(字模様)いろは文

 

「いろは文」の風呂敷。ワインボトルを包んでいます。
風呂敷 いろは文 ¥2,100

芹沢銈介の文字絵(字模様)いろは文

 

日本の文字の味わい深さを感じることのできる文字絵の世界。
とても奥が深くておもしろいです。
わたしのお気に入りは、シンプルですが「ようこそ」。
芹沢さんの文字絵には、どれも幸福感が孕んでいるように思います。
芹沢銈介の文字絵(字模様)ようこそ

 

また、芹沢銈介 和紙型染カレンダー2014 残り1点です。
こちらも日本の四季を色鮮やかに表現され、伝統的な図柄と紙面の大胆な構成は
芹沢芸術の集大成とも言える作品です。お早めにどうぞ。
芹沢銈介 和紙型染カレンダー2014

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