古くから日本の施釉薬陶器の中心地として栄える愛知県瀬戸市に、1973年設立。高度成長期以降量産品として定着した瀬戸物を、ものづくりの起点であるデザインの見直しを図るため、外部デザイナーを起用し一貫したデザインポリシーと瀬戸の伝統技術によって数々の製品を生み出してきた。1973年以降、グッドデザイン賞やスペイン陶磁器ガラス展大賞を受賞、MoMAパーマネントコレクションにも選定されるなど、国内外で大きな評価を得る。カイフランクのもとでデザインを学んだ加藤達美デザインによるテーブルウェア〈ムーンライト〉シリーズをはじめ、プロダクトデザイナー佐久間義敬がオリヴェッティ社のノヴェルティ用にデザインした灰皿〈ロトンド〉等、シンプルながら使いやすさを追及した多数のプロダクトを展開。陶芸デザイナー小松誠が、捨てる目的で紙やビニールの上に流した石膏が固まったときに形成されるシワをヒントにデザインした〈クリンクル〉シリーズは、同社の代表作である。
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